・翌月にまとめてお支払い可能
・手数料無料(口座振替の場合)
・アプリでご利用金額を確認できて安心
¥990 税込
なら 手数料無料の 翌月払いでOK
◎曲について
坂村真民の「すべては光る」という詩があります。この詩に出会ったのは3,4年ほど前のこと。
特に印象的なのは最後の連の「自ら光らないものは他の光を受けて光る」というところです。
当初、私は「他の光」とは自分のごく近い周りの人たち(たとえば親や先生、先輩、友人など)の助けを借りて「光る」ことだと理解していました。もちろんそれも「他の光」であることに変わりはないと思います。が、時が経つにつれ、それは、もっと大きな宇宙的な愛が軸にあって、その光=愛の中で私たちは生かされ成長することで初めて自分が存在し「光る」ことができるのではないか?と思うようになりました。
私は特に信仰をもっていませんが、それは人によっては神様であったり仏様だったりすることなんだろうと思います。そして光を受けとめるためには自分が自分として存在するべく、その方法を常に考え、想像力を持ち続けながら行動につなげていくことが必要で、言ってみれば自分の「こころ」への問いかけだと思います。
この「こころの詩」は、その想像力のうちのひとつです。曲は試みとして「光る」と「他の光を受けて光る」の2つの部分に分けて構成しましたが、創作の過程でこの2つ最初と最後の部分が、音楽的な構造の上でも、ひとつに(1曲に)繋がってしまい、結局は「すべては光る」を辿ることとなりました。
それゆえに、音域のひろい二十五絃箏(通常のお箏は十三絃)奏者に求めることは、一番低い(乙一)絃と一番高い(2)絃は単に下の音から上に絃を並べた音域内で音楽を創造するのではなく、乙一と2の絃がサークルのように繋がって、その空間から生まれる響きが拡がって無限のループとなり光放つかのように演奏して頂きたいと思います。
山本亜美さんとの創作は今までに多くありますが、彼女の演奏に臨む姿とこれまでのスタイル(道のり)が今回の「こころの詩」とまさにリンクしました。
(第6回 山本亜美 二十五絃箏リサイタルプログラムより)
◉作品DATA
<作曲>こころの詩(2020)
作曲:高橋久美子
委嘱:山本亜美
編成:二十五絃箏ソロ
初演:2020年10月28日 sonorium
第6回 山本亜美 二十五絃箏リサイタル
演奏:山本亜美
https://youtu.be/56fyN42YmYc?si=H5UcGXuOfUh8Pz2Y
レビュー
(1)
お支払い方法について
¥990 税込