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【DL版】箏協奏曲「耀— かがよひ ー」(五線譜)
¥1,320
箏協奏曲「耀—かがよひー」 昨年3月11日、東日本大震災では多くの方が被災され、一年近く経った今でも、まだまだ復興へ歩み始めたばかりです。 震災後、深海さとみ氏より、このリサイタルの委嘱のお話を頂き「鎮魂、そして希望につながる曲を。」とのことでした。「復興」は、一人の力では、とうてい成し得ることはできません。皆の思いをひとつに束ねることで、大きな力へ変えてゆくことが必要です。 この「耀—かがよひー」は、箏協奏曲ではありますが、独奏箏はもちろんのこと、その他のパートも重要な役割を担っていて、各パートが寄り添い支え合い、そしてそれが大きなうねりとなり響き合うように創りました。 一楽章は<魂>、二楽章は<結>、三楽章は<甦>です。 また、今回「深海さとみ箏・三絃リサイタルー古典を現代にー」は10回目の節目を迎えるそうです。深海氏の指導のもと、深海邦楽会の皆さんの力をさらに集結し、20回、30回と続いていきますようにとの願いも込めて作曲しました。 (2012年2月25日:深海さとみ箏・三絃リサイタルー古典を現代にVol.10プログラムノートより) ◎作品DATA 作曲:高橋久美子(2011) 編成:箏独奏、箏2、三絃、十七絃 委嘱:深海さとみ 初演:2012年2月25日(国立劇場小劇場) 深海さとみ箏・三絃リサイタルー古典を現代にVol.10 演奏:箏独奏:深海さとみ 箏1:轟美穂、柴田つぐみ、黒川真理、安嶋美保子 箏2:後藤幹子、竹内聖、石田真奈美、名倉叶恵 三絃:毛塚珠子、深海あいみ
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【DL版】改訂 箏・声のための「梓弓」(五線譜)
¥990
改訂 箏・声のための 梓 弓-ADUSAYUMI- 謡曲『葵上』より <解説> 謡曲「葵上」は、光源氏の正妻、葵上が物の怪に悩まされるので、梓弓の音で霊を呼ぶ「梓の法」の名手、照日の巫女にその正体を占わせると、源氏の愛人であった六条御息所の霊が現れ、源氏の愛を失った恨みを語り、葵上を連れ去ろうとした。そこでさらに行者、横川小聖を呼び祈祷すると、怨霊は鬼女の姿となって現れ、なおも葵上をとり殺そうとするが、ついには行者に切り伏せられて、心和らげて成仏したというストーリーである。源氏を愛するが故に、その嫉妬は恨みとなり、また鬼にまでなってしまうところが、なんとも切ないのである。 この曲では、御息所と照日の巫女(女vs女)、御息所と行者(鬼vs行者)のバトルもさることながら、曲全体を支配する「女の悲しみ」をまず表現したいと思った。さらに「声」をつかうことで。それぞれのキャラクターを明確に描けたらと思う。 調絃は平調子からはじまり。女の心境とともに転調を重ね無調となり、そして最後には、また平調子に戻っていく。(作曲者) ●作品DATA 改訂 箏・声のための 梓 弓-ADUSAYUMI- 謡曲『葵上』より 作曲:高橋久美子(2010年作曲、2011年改訂) 編成:箏・声 改訂委嘱:深海さとみ (この作品は2010年7月、第27回邦楽器による「名曲鑑賞会」において尾崎宗昌氏により委嘱初演された。初演時は箏・声(深海さとみ氏)と尺八(藤原道山氏)のための楽曲であったが、今回、深海さとみ氏の独奏として改訂した。ー「深海さとみ箏リサイタルー古典を現代にⅪ」プログラムより) 改訂初演:2011年1月23日(津田ホール)深海さとみ 箏リサイタル―古典を現代にIX― 演奏:箏・声=深海さとみ
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【DL版】低二十五絃箏ソロのための「三つの涙」(五線譜)
¥990
●曲について この「三つの涙」はドイツのトレンドゥーラ伝説に登場の、父クルコを長とする巨人族の三姉妹の悲劇がもととなっています。父の死後、キリスト教に改宗し、妹トレンドゥーラの迫害から毎夜泣き暮らした為に目の見えなくなってしまったブラマ。そんな姉ブラマを気遣って世話をしていたことが、妹トレンドゥーラの逆麟にふれ、締め殺されてしまうザバ。かたくなに改宗を拒み、豪雨と天の怒りを沈める為に村人によって生贄にされ、ついには稲妻に直撃されて死んでしまうトレンドゥーラ。 この曲は父「クルコの死」から初まって、3人のそれぞれの悲しみが順をおって綴られています。 ●作品DATA 作曲:高橋久美子(2009年) 委嘱初演:田中静子 編成:低二十五絃箏 独奏(約14分30秒) 初演:2009/6/2松本市音楽文化ホール(小ホール)ことえり箏・コンサート
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【DL版】二十五絃箏と女声のための「あおひとくさ」(五線譜)
¥990
●曲について 古事記に、人は「うつしき青人草(あおひとくさ)」とある。 「うつしき」は「現実の」という意味で、「青人草」は人が草の如く、地上に萌えいで成長し、子孫を残し増えていくこと を表すのだそうだ。「音」も同様で、ひとつの音が発音され、増えていき互いに響き合うことでフレーズや和音を形成し 「音楽」となるのである。また、この曲では声を使用しているが、歌ではなく、声も音の一部として捉えている為、歌詞を 伴わない。と、同時に人間が、まさに生まれた瞬間に初めて発する音(赤ちゃんの泣き声)、そして、その声に反応し深い 愛情とともに我が子をあやす母親の声もイメージのひとつとして創作した。 ●作品DATA あおひとくさ~二十五絃箏と女声のための~ 作曲:高橋久美子(2010) 編成:声・二十五絃箏 委嘱初演:田中静子 初演:2010年 田中静子ジョイントコンサート
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【DL版】こもりうた〜二十五絃箏と女声のための〜(五線譜)
¥990
◎曲について 子守唄は、ただ子供を寝かしつけたり、あやしたりするための唄でなく鎮魂歌と同じ意味も持つという。 赤ちゃんがお腹がすいたり、何か不安を感じて泣いたりするときに、子守唄で泣き止むというのは、母親の魂が唄を通じて子の魂と結びつき、子供の心を安らかにしているのだと思う。 またそれは単に親と子だけでなく、見ず知らずの他人であっても、またこの世の人であってもなくても同様で、唄は魂を交信させ鎮める力があるのだと思う。 この「こもりうたー二十五箏と女声のためのー」は、そんな魂と魂のつながりをイメージして創りました。全ての人が心安らげる世の中になりますように、、。 (高橋久美子) ◎作品DATA こもりうたー二十五箏と女声のためのー 作曲:高橋久美子(2012) 委嘱:田中静子 編成:二十五絃箏、女声 初演:2012/5/26/ザ・ハーモニーホール、二十五絃箏コンサート 演奏:田中静子
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【DL版】こころの詩〜二十五絃箏のための(五線譜)
¥990
◎曲について 坂村真民の「すべては光る」という詩があります。この詩に出会ったのは3,4年ほど前のこと。 特に印象的なのは最後の連の「自ら光らないものは他の光を受けて光る」というところです。 当初、私は「他の光」とは自分のごく近い周りの人たち(たとえば親や先生、先輩、友人など)の助けを借りて「光る」ことだと理解していました。もちろんそれも「他の光」であることに変わりはないと思います。が、時が経つにつれ、それは、もっと大きな宇宙的な愛が軸にあって、その光=愛の中で私たちは生かされ成長することで初めて自分が存在し「光る」ことができるのではないか?と思うようになりました。 私は特に信仰をもっていませんが、それは人によっては神様であったり仏様だったりすることなんだろうと思います。そして光を受けとめるためには自分が自分として存在するべく、その方法を常に考え、想像力を持ち続けながら行動につなげていくことが必要で、言ってみれば自分の「こころ」への問いかけだと思います。 この「こころの詩」は、その想像力のうちのひとつです。曲は試みとして「光る」と「他の光を受けて光る」の2つの部分に分けて構成しましたが、創作の過程でこの2つ最初と最後の部分が、音楽的な構造の上でも、ひとつに(1曲に)繋がってしまい、結局は「すべては光る」を辿ることとなりました。 それゆえに、音域のひろい二十五絃箏(通常のお箏は十三絃)奏者に求めることは、一番低い(乙一)絃と一番高い(2)絃は単に下の音から上に絃を並べた音域内で音楽を創造するのではなく、乙一と2の絃がサークルのように繋がって、その空間から生まれる響きが拡がって無限のループとなり光放つかのように演奏して頂きたいと思います。 山本亜美さんとの創作は今までに多くありますが、彼女の演奏に臨む姿とこれまでのスタイル(道のり)が今回の「こころの詩」とまさにリンクしました。 (第6回 山本亜美 二十五絃箏リサイタルプログラムより) ◉作品DATA <作曲>こころの詩(2020) 作曲:高橋久美子 委嘱:山本亜美 編成:二十五絃箏ソロ 初演:2020年10月28日 sonorium 第6回 山本亜美 二十五絃箏リサイタル 演奏:山本亜美 https://youtu.be/56fyN42YmYc?si=H5UcGXuOfUh8Pz2Y
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【DL版】Rain〜二十五絃箏と尺八のための〜(五線譜)
¥990
Rain ~二十五絃箏と尺八のための~ しとしとと振りつづく雨 鋭く突き刺さるような雨 冷たくて哀しくなってしまうような雨があってもよい。 優しい雨もきっと同じように空から落ちてくるのだから。 ◉作品DATA タイトル:Rain ~二十五絃箏と尺八のための~ 作曲:高橋久美子(2015) 委嘱:山本亜美 編成:二十五絃箏、尺八 演奏時間:約11分 初演:2015年7月29日 山本亜美二十五絃箏ソロCD「つむぐ」発売コンサート/東京・永福町ソノリウム、 演奏者:山本亜美、折本慶太 CD:つむぐ(ami-sound,TSUM0001)に収録 https://crossroadsp.base.shop/items/11437013
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【DL版】 朝のひかりに(五線譜)ハープと二十五絃箏ための
¥990
●曲について ハープと箏の可能性をひろげるために作られた二十五絃箏の糸と糸。この二つ糸が織り なす新たな世界を、朝のひかりが差し込みこれから何かが始まっていく情景に重ねながら 表現していきました。 冒頭はハープの音がひかりとなって少しずつ辺りを照らしていきます。すると二十五絃 箏が朝露となり、あたかも光に反射してキラキラ輝くかのように答えます。さぁ!朝のは じまりです。葉は風に揺られ、さわさわと音をたてたり、小鳥たちのさえずりも賑やかに なってきて生命の喜びを歌っているかのようです。 ハープと二十五絃箏、同じ糸=String でありながら、なかなか共演の機会はありません でした。この二つの楽器が出会い、お互いの声に耳を傾け合うことでさらに共鳴し豊かな 響きとなって心にとどきますように。 ◇初演DATA 2017 年12 月8 日:東京オペラシティリサイタルホール ハープ&二十五絃箏コンサート Strings & Strings 委嘱・初演者:西村光世(ハープ)、佐藤康子(二十五絃箏) 演奏時間:約10 分
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【DL版】トゥオネラ〜二十五絃3面・低二十五絃2面のための(五線譜)
¥990
二十五絃3面・低二十五絃2面のための「トゥオネラ」 この作品はシベリウスの交響詩「トゥオネラの白鳥」からヒントを得た。 トゥオネラとは、フィンランドの叙事詩カレワラの中に出てくる黄泉の国のことである。物語は レミンカイネンという青年がポヒョラの娘の求婚条件として、その白鳥を弓で射ることを課せら れたのだが、ある策略により殺され黒い川に投げ捨てられててしまうのである。この作品では、 黄泉の国へと妖しく誘う川の流れや、白鳥の羽ばたき、鳴き声、また時にはレミンカイネンやそ の命を狙う者の心情等を、五面の二十五絃箏に振り分け表現してみた ◎作品DATA 二十五絃3面・低二十五絃2面のための「トゥオネラ」 作曲:高橋久美子(2008) 委嘱初演:二十五絃コンサート vol.2(佐藤里美、高橋はるな、山本亜美、田中静子、荒井美帆) 編成:二十五絃箏3、低二十五絃箏2 初演:2008/10/9/すみだトリフォニー、小ホール/二十五絃箏コンサートvol.2
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【DL版】焔 -en- 新娘道成寺に寄せて〜二十五絃箏、三絃、尺八による(五線譜)
¥990
◎曲について 二十五絃箏、三絃、尺八による 焔 -en- 新娘道成寺に寄せて <新娘道成寺(一名 鐘が岬)石川匂当 作曲> 花岡操聖さんより「三曲(合奏)のスタイルで現代の曲を。そしてそれを二十五絃箏で」とのお 題。以前に彼女の為に「秋風の曲」をモチーフとして二十五絃箏の独奏曲を書かせて頂いたこ とがあったが、独奏曲と合奏曲では楽器の役割が大きく違うのはもちろんのこと、更には西洋 音楽的な拍子、和声を持った合奏と三曲合奏とでは「合奏」という概念が全く違うのである。 そこで今回は最初から「融合」ということは考えずに、それぞれの世界をまず提示した上で、 どちらかの世界に寄り添うところ、相反するところなどを、歌の展開にリンクする形で織り込 んで行った。また原曲を観察するために箏、三味線、尺八の譜を全て五線譜化したのだが、初 演の皆さんの背景(箏は生田流、三味線は山田流、尺八は琴古流)を一つのスコアに納めて眺 めて見ると、それぞれの流派が何を大切に考えているのかを垣間見ることができる。この「焔- en-」では、少なくとも、その部分を生かしつつ現代版になることを目指した。 「焔-en-」のタイトルは、歌の最後の部分「~思いそめたが縁じゃえ」の「縁」を、原曲の背 景と歌の内容とをなぞらえて「焔」とした。 (高橋久美子) ◎作品DATA 二十五絃箏、三絃、尺八による 焔-en- 新娘道成寺によせて 作曲:高橋久美子(2017年) 委嘱:花岡操聖 演奏時間:約13分30秒 編成:二十五絃箏、三絃、尺八 初演:2017/3/1 第3回 花岡操聖二十五絃箏リサイタル/けやきホール 演奏:二十五絃箏:花岡操聖、三絃:樋口千清代、尺八:神 令
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【DL版】秋風の曲によせて〜二十五絃箏のための〜(五線譜)
¥990
◎「秋風の曲」によせて~二十五絃箏のための~ 光崎検校が江戸時代後期に作曲した「秋風の曲」は、三味線に付随した箏曲ではなく純箏曲の 復興を目指し、箏組みの段物と組歌の合体を試みた作品です。また、この曲にのみに使用され 「秋風調子」と呼ばれる独特な調絃を用いたことでも有名です。 今回の作品においては、本来、箏(十三絃)で奏でられる「秋風の曲」の冒頭を二十五絃箏でま ず提示します。その後「秋風調子」は「教会旋法」と呼ばれる西洋の教会音楽で用いられてきた 旋法や、現代音楽の特徴のひとつにあげられる「無調音楽」に移行したり、またその過程におい て組歌の一部分に能の「謡」の要素を取り入れるなど、それぞれの様式が互いに影響し絡み合い ながら様々な音楽に変化して行きます。 これらの、時として音と音の衝突になりかねない交わりが、箏の表現の幅と新たな可能性をさら に拡げた二十五絃箏で演奏することによって、古典から現代、そして未来へと繋ぐ音となることを 願っています。 ◎作品DATA 「秋風の曲」によせて~二十五絃箏のための~ 作曲:高橋久美子(2014) 編成:二十五絃箏ソロ 演奏時間:約13分30秒 初演:第2回 花岡操聖 箏・三絃リサイタル - 繋 - 紀尾井小ホール 委嘱初演:花岡操聖
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【DL版】雪をんな(五線譜)
¥990
◎作品DATA 雪をんな Yuki-Onna 作曲:高橋久美子(2007) 編成:箏、十七絃 初演:2007/3/17 e-space garden(鹿児島市) 委嘱初演:TsuguKaji-KOTO (山本亜美・梶ヶ野亜生) youtube: https://youtu.be/wFMPrDn2CMQ?si=3c88V_EnTTOL9IcF
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【DL版】絵本の中から(五線譜)
¥880
「絵本の中から」 あっちのページをパラパラ、こっちのページをパラパラと小さな子供が絵本を見ています。 お気に入りの絵をじーーっと長い間見入っているかと思ったら、次の瞬間さっと別のページをめくってみたりと興味の対象は 尽きることがありません。それでも時には退屈になって、絵本を開いたまま寝てしまったり、、。 絵本を枕に寝ている子供は、一体どんな夢を見ているのでしょう? 夢の中でも絵本を見ているのでしょうか? ◎作品DATA タイトル:絵本の中から 作曲:2006年 演奏時間:約4分50秒 編成:箏、十七絃 委嘱初演:TsuguKaji-KOTO(梶ヶ野亜生、山本亜美) 収録CD:TsuguKaji-KOTO『カタリ・ウタ・コト』 TKKT001
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【DL版】八咫鏡〜二十五絃箏と三味線のための(五線譜スコア+パート)
¥990
スコア+パート ◎ 作品DATA 八咫鏡(やたのかがみ)(2009年作曲、2012年改訂) 作曲:高橋久美子 編成:二十五絃箏・三味線 初演:2009/11/14ラリール(東京) TsuguKaji-KOTOコンサート「カタリ・ウタ・コト」 委嘱初演:TsuguKaji-KOTO(山本亜美/梶ヶ野亜生)
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【DL版】廻景~長管尺八、太棹三味線、二十絃箏のための(五線譜スコア+パート)
¥990
廻景~長管尺八、太棹三味線、二十絃箏のための 作曲:高橋久美子(2021) 委嘱:阪口夕山 編成:尺八、太棹三味線、二十絃箏 演奏時間:約13分 初演:2023年6月6日 大阪豊中市立文化芸術センター 「阪口夕山~小さな尺八コンサート其の46~渾身の全10曲 vol.8~」 演奏:尺八=阪口夕山/太棹三味線=山崎千鶴子/二十絃箏=桜井智永
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【楽譜 】夕月夜─尺八と二十絃箏のための(五線譜)A4判
¥1,100
タイトル:夕月夜─尺八と二十絃箏のための 作曲:高橋久美子 編成:尺八、二十絃箏 演奏時間:約12分 曲の説明:夕月夜とは、月のある夕暮れや、夕方だけ月のある夜のこと。夕方から暗闇へと移り変わっていく様子、心情の変化を、尺八と二十絃の絡み合う旋律によって表現する。 出版:Crossroads Publishing youyube:https://www.youtube.com/watch?v=xGuiyLTey3I&t=18s
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【楽譜】尺八と箏のための─彩雫(五線譜)A4判
¥1,100
◎作品解説 恋のうたを書いてみたいと思った。それも思い切り片想いの…。 『なかなか口に出して言えないこの気持ちは、時には静かに、そして時には激しくつのるばかり。それでも伝えることすらできず、また心の中に留めておくこともできず、ついには抑えきれなくなって、それは涙の雫となって溢れ出した。その雫さえもあなた色(彩)に染まっているというのに。』 尺八と箏の絶え間なく絡み合う様々なメロディーで、そんな揺れ動く心を表現できればと思っている。(2010年 第8回 阪口夕山 尺八リサイタル委嘱、プログラムノートより。2013年改定) 【作曲ノート】 作曲: 2010年/2013年改訂 委嘱: 2010年 第8回 阪口夕山 尺八リサイタル 演奏時間:約12分 演奏:尺八=阪口夕山、箏=中 眞希子 midi参考音源(パソコン内部音源によるもので実際の演奏とは異なります) https://youtu.be/Bs6oRK7ubEw
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【DL版】笠岡の風にのって<箏独奏>(五線譜)
¥990
●曲について 笠岡諸島は岡山県の笠岡市沖の瀬戸内海の中部に位置していて、大小31もの島があるそうです。その中で有人なのは高島、白石島、北木島、大飛島、小飛島、真鍋島、六島の7島です。これらの島に伝わる島唄は類似しているところも多くありますが、それぞれの島ならではの魅力的な節回しがあります。 「笠岡の風にのって〜島から島へ〜」ではそんな魅力的な節回しを活かしながら、本土に近い順に高島、白石島、北木島、飛島、真鍋島、六島とメドレー形式で編曲しました。各島の唄を繋げることによって、また最終章に「笠岡の風にのって」の創作部分を付け加えることで、まるで笠岡の風にのって豊かな自然に満ち溢れた島々を巡り、そしてそこで暮らす人々とも心で繋がれるような、そんな曲を目指しました。 ●作品DATA 編成:箏独奏 演奏時間:約12分30秒 原曲:笠岡諸島の島唄 高島盆踊音頭くどき〜白石踊音頭〜北木島大割石切唄〜真鍋島盆踊り〜飛島 ようこ節〜六島 ションガエ節 編・作曲:高橋久美子(2024年) 参考PC音源:https://youtu.be/qxyv7fiJ240?si=nDaaRSgoooT8C3d1
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【DL版】化〈け〉- 二面の二十五絃箏の為の -(五線譜)
¥900
タイトル:化〈け〉- 二面の二十五絃箏の為の - この曲の後半には能の「船弁慶(観世小次郎作)のキリ(曲の終末部)で、五大明王の名を唱えた「祈り」の部分を引用している。海上において、亡んだ平家の悪霊に苦しめられた弁慶が、この「祈り」によって悪霊を追い払ったのである。 しかし、そもそも悪霊が船にとり憑くきっかけとなったのは「風が変わった」からである。 「船弁慶」に限らず、物事が良い方向、あるいは悪い方向に変化していく時には自分の意思を超えたところでの「風向き」に作用されることが多い。 そんなどうすることも出来ない「風」によって、何がが「化」していく状態を音楽で表現してみたいと思った。(作曲者) 作品DATA 委嘱:山本亜美、福永真由美 作曲:高橋久美子(2006) 編成:二十五絃箏 二重奏 初演:2006年4月 渡辺淳一文学館(札幌市) Duplus 25 山本亜美&福永真由美デュオ・コンサート 演奏者:山本亜美、福永真由美
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【DL版】月焦〜二十五絃箏と尺八のための〜(五線譜)
¥880
タイトル:月焦〜二十五絃箏と尺八のための〜 委嘱:茨木市音楽芸術協会 作曲:高橋久美子(2014) 演奏時間:約12分 初演:横山佳世子、三橋貴風 2014年11月30日 クリエイトセンター・センターホール 茨木市文化振興財団第177回公演/第17回音芸協コンサート 箏~横山佳世子 平成24年度文化庁芸術祭優秀賞受賞記念~ 編成:二十五絃箏、尺八 解説 様々な邦楽器の為に新しく創作された曲は今や数多くありますが、二十五絃箏と尺八の組み合わせの曲は、まだまだ多いとは言えません。 何故なら二十五絃箏は従来のお箏(十三絃)から、さらに表現の幅と新たな可能性を拡げるために改良され、今から23年程前に誕生した新しい楽器だからです。 一方で尺八は、構造上は従来のスタイルを保ちながらも、驚くほど複雑で味わい深い音色と表現力を持っています。 この二つの楽器がそれぞれの音色を提示し互いに影響し合い、時には交わり合いながら一つの音楽を構築していくような曲を創作したいと考えていたら、ふとそれは「恋愛」に似ているように思えてきたのです。 恋慕の情が抑えられず切ないまでに思いを寄せる様は、月をも焦がすようであることから、この曲のタイトルを「月焦(げっしょう)」としました。 さて、どんな恋物語がお二人の奏でる音楽によって繰り広げられるでしょうか。 「2014年初演プログラムノートより」作曲:高橋久美子
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【楽譜】箏二重奏曲 紗綾 -Saya- (五線譜) A4判
¥1,100
絹織物の種類のひとつである紗綾は、最も基本的な織り方である平織りの地 に、斜めに織目を走らせた綾織りで文様を描いたものである。 この箏二重奏「紗綾」では、日本の古典的な調絃(五音音階)を1箏に、また いわゆる西洋音楽のひとつである短音階(七音音階)を2箏に配置し、それぞ れを単独に、また重なり合わせ同化させたり、対立させたりしながら様々にス タイルを変えていくことを念頭においた。またその色合いの変化と二人の演奏 者のそれぞれの個性とが相まって互いに作用し合うことによって織りなす、音 の世界がさらに表情豊かに展開されればと思う。 委嘱:砂崎知子 作曲:高橋久美子(2013) 演奏時間:約16分30秒 初演:2013年10月30日 王子ホール 砂崎知子箏リサイタル 復活―そして現在 箏1:砂崎知子/箏2:野坂操壽 https://youtu.be/j732WBVcA6U?si=q2J8b1DArby7WpxA
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【DL版】綴(つづれ)〜十七絃ソロの為の〜 (五線譜)
¥900
綴 〜十七絃ソロの為の〜 綴は以下の5つの小品からなっています。 Ⅰ 漂(つたよ)ふ Ⅱ 風(ふう) Ⅲ 染(そ)む Ⅳ 織(おり) Ⅴ 哭(ね) 5曲目の「哭(ね)」=「音(ね)」の語源は「声を発する」という意味です。 そこで私は「音(ね)」に限らずこの世の全ての現象は、様々な環境を経て形成され、また繰り返されることによって、新たな「声(生命、エネルギー、etc.)」が生まれると解釈しました。 この「綴(つづれ)」のI〜Ⅴの各曲は、幾つかの特徴あるモチーフで作られています。そして最後の「哭」には、今まで用いた全てのモチーフが、まるでメドレーかの様にちりばめられ、発生し、そしてひとつの「声」になるように構成しました。 【作品DATA】 作曲:2004年 初演:2005年10月10日 tsugumi-6 渋谷公園通りクラシックス 委嘱者:山本亜美
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【DL版】音のかたち・音の色〜二十五絃箏五重奏のための〜 (五線譜)
¥900
作品DATA タイトル:音のかたち・音の色〜二十五絃箏五重奏のための〜 委嘱:虹”KOU” 作曲:高橋久美子(作曲年2013年) 編成:二十五絃箏3、低二十五絃箏2 演奏時間: 約13分 初演:2013年5月23日ルーテル市ヶ谷センターホール 虹”KOU”二十五絃コンサート vol.3 虹”KOU”(花岡操聖、内藤美和、多田彩子、池杉恵理奈、本間貴士) CD(2023年):〜虹のかけはしとなって〜虹”KOU”(KOU-2011)に収録 参考動画 https://youtu.be/EZj_A0nh8tY
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【楽譜】光咲む刻 (ひかりえむとき)第4楽章 光〈-kou-〉~星とともに~ ―和楽器合奏のための― 3種(箏、十七絃/三絃/尺八)A4判 (種類の欄からお選びください。)
¥1,760
【楽譜】光咲む刻 (ひかりえむとき)第4楽章 光〈-kou-〉~星とともに~ ―和楽器合奏のための― 3種(三絃/尺八/箏・十七絃)A4判 (種類の欄からお選びください。) (この楽譜は4楽章のみです。2011年に作曲された光咲む刻3楽章に追加で作曲されたものです) ※尺八/三味線/箏・十七絃は種類の蘭よりお選びください 作曲:高橋久美子(2021年) 編成:尺2,箏2,17,三 演奏時間:6'15" 楽譜形態:スコア(五線譜)+尺八(都山形式)または、スコア(五線譜)+三味線(地歌形式) またはスコア(五線譜)+箏・十七絃(箏譜) 委 嘱:邦楽Music Aid実行委員会(麻植武志、竹村さつき、谷垣千鶴、名村茂代、星田一山,三輪勉夢)