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【DL版】鉄輪 〜和楽器オーケストラのための〜(五線譜)スコア+パート譜付き

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鉄輪 ー和楽器オーケストラのためのー

 能の「鉄輪」は、夫に捨てられた女が恨みを晴らすべく、夜ごと丑の刻参りを重ねると、ついには赤い衣を着て顔には丹を塗り、火を燃した鉄輪を頭に戴いた鬼となり、後妻と夫をとり殺そうとするのだが、陰陽師・安倍晴明の祈祷により呼び出された神々に阻まれて「まずこの度は帰るべし」と言い残して姿を消すというストーリだ。
能では、たとえ怨霊となったとしても、最後には成仏し消え失せるというのが常ではあるが、この鉄輪では「時節をまつべしや(また来るぞ)」というところに、女の執念の深さ、そしてだからこそ悲しみのようなものを感じざるをえない。
この世界観を和楽器オーケストラによって表現できないものか?と考えたのである。能管や尺八等の管楽器は、嫉妬に狂う女の叫びを、また箏、三味線等の糸の絡みは、それゆえの心の葛藤を、そして打楽器はそれぞれの感情を操り、時にはあしらうのである。
さて、この和楽器オーケストラによる「鉄輪」での結末や如何に?
注)能管の一部に一噌流ノットを引用した。
(第202回日本音楽集団定期演奏会プログラムノートより)

◎作品DATA
鉄輪 ー和楽器オーケストラのためのー
作曲:高橋久美子(2011)
編成:笛、能管、尺八2、三味線、琵琶、箏2、十七絃、打楽器2
委嘱:日本音楽集団
初演:2011年1月26日、日本音楽集団、第202回 定期演奏会ー創造の発展的継承
   津田ホール   
演奏:指揮:稲田康
   笛:松尾慧(助演)、能管:竹井誠
   尺八1:藤崎重康、阪口夕山、尺八2:元永拓、大賀悠司
   三味線:守啓伊子、琵琶:藤高理恵子
   箏1:桜井智永、伊藤麻衣子、箏2:佐藤里美、久本桂子
   十七絃:宮越圭子、丸岡映美
   打楽器:望月太喜之丞、島村聖香

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