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【DL版】己 - ki - 1.起(五線譜)スコア+パート譜
¥1,760
己 - ki - 1.起 「己 -ki -」は2019年に日本音楽集団創立55周年記念公演、第228回定期演奏会において委嘱初演されました。この曲は当時の団内作曲家との連作であり、各楽章を作曲家が担当しました。そして全体のタイトルは「己 -ki -」ですが楽章ごとの小タイトルは、それぞれの曲に即した「ki」の漢字があてられました。 1楽章は私の作品で「起」、2楽章は「輝」(相澤洋正)、3楽章「奇」(福嶋頼秀)、そして4楽章「希」(秋岸寛久)です。 確か、この記念公演の作曲家だけの初打ち合わせを渋谷の居酒屋でしたときに「己 -ki -」と決まってから、それぞれの小タイトルは秒?で各自が手を上げ発言し決まったと記憶しています。 さて、本日演奏される1楽章の「起」は、まさにこれから何かが始まる予感を意識して創作しました。冒頭は管楽器群による息の長いフレーズから始まりますが、その中で楽器ごとに異なる動機が生まれていきます。やがてそれらは共鳴し合い大きなうねりとなりまります。が、突然遮断され、その後に短いソロが付け加えられます。そして再び大きなうねりが押し寄せますがその波は次第に落ち着き静かに消えていきます。しかし消えたのではなく、前に進むために形を変えたのです。 実際はこのあと4楽章まで各作曲家の己(おのれ)、個性溢れる「- ki -」は続きます。「創立55周年記念CD BOX」に全楽章収録されていますので、よろしければ全体を通してお聴き頂ければ幸いです。 (日本音楽集団 第239回定期演奏会プログラムノートより) ◉作品DATA 己-ki-1楽章 起 作曲:高橋久美子(2019) 委嘱:日本音楽集団 編成:笛、龍笛、笙、篳篥、尺八2、三味線、琵琶、二十絃2、十七絃、打楽器2 演奏時間:約9分 初演:2019年9月7日 日本音楽集団 第228回定期演奏会 第一生命ホール 演奏:日本音楽集団 指揮:稲田康 笛:新保有生、龍笛:あかる潤、篳篥:三浦元則、笙:三浦はな 尺八1:原郷隆、田野村聡、尺八2:元永拓、大賀悠司、三味線:山崎千鶴子、琵琶:久保田晶子 二十絃1:熊沢栄利子、三宅礼子、二十絃2:桜井智永、伊藤麻衣子、 十七絃:久本桂子、丸岡映美、打楽器:多田恵子、盧慶順 CD:日本音楽集団 創立55周年記念CD BOXに収録(NYCC-13011) https://youtu.be/wNznPhhMkro?si=cOJKWaRQ7_9N3Fre
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【DL版】子どものための組曲(五線譜)スコア+パート
¥1,650
❖ 作品解説 子どもの宝箱の中は、不思議な驚きと喜びで満ち溢れている。他人からはガラクタに見えても本人にとって、 それはかけがえのない宝もの。組曲の一曲一曲がそんな宝物のピースとなるように願って、、。 Ⅰ とまらない時間…子どもは同じ動作の繰り返しの中でも、その時々に違った楽しみ方を見つける名人。 Ⅱ ねむい…ただねむい。理由はない。本当にねむいのである。 Ⅲ あそび…あれもこれも体験しながら自分にとって何が必要かを選ぶ作業の積み重ねで、おとなになってゆく。 音楽との出会いもそのひとつですね。 Ⅳ 小さなおくりもの~あしたに…小さな生命は、明日へとつながる大切なおくりもの。 ※ 子ども達にずっと歌い継いで欲しい名曲の1フレーズをⅠ~Ⅲ章にちりばめました。さぁ、なんの曲かわかり ますか? ❖作品データー 演奏時間:約15 分 初演:2016 年11 月19 日/日本音楽集団 第219 回 定期演奏会 第一生命ホール 委嘱:日本音楽集団 初演者:笛:遠藤悠紀/尺八:渡辺淳/三味線:山崎千鶴子/琵琶:藤高理恵子/ 二十絃箏:桜井智永/十七絃:丸岡映美/打楽器:島村聖香
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【DL版】「黒塚 - KUROZUKA -」(五線譜)スコア+パート譜付き
¥1,760
黒塚 -KUROZUKA- KUROZUKA for Japanese Instruments Orchestra 「安達原の鬼婆」と聞けば、旅人の生き血を吸い、肉を食らっていたといわれる身の毛もよだつような伝説がある。 が、能での「黒塚」(観世流は「安達原」)では、ただ恐ろしいだけの女ではなく、どこか悲哀が感じられる。ここでの「鬼」は孤独や悲しみ、そして生きるために犯してしまった業に苦しんだ末に「鬼」にならざるをえなかったわけで、宿を貸した山伏を最初から食らおうとは思っていない。むしろ自分が鬼だという秘密をあばかれた「怨」が焔となり、ヒトの心が鬼へと変わってしまったのだ。この「黒塚-KUROZUKA-」では、ともすれば鬼となりえるヒトの心の二面性を音で表現できたらと思う。 ◎作品DATA 黒塚 -KUROZUKA- 作曲:高橋久美子(2013) 委嘱:日本音楽集団 初演:2013年7月1日 日本音楽集団 第209回定期演奏会 現と異界のはさまで〜日本怪奇譚〜 津田ホール 演奏:指揮:稲田康 笛・能管:竹井誠、龍笛:あかる潤、尺八1:渡辺淳、田野村聡、尺八2:元永拓、 大賀悠司、三味線:穂積大志、琵琶:久保田晶子、箏1:桜井智永、佐藤里美、 箏2:久東寿子、前川美保子、十七絃:丸岡映美、岡山亮子 打楽器:盧慶順、山内利一
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【DL版】響もせば… <尺八・箏のための協奏曲>(五線譜)スコア+パート譜付き
¥1,760
尺八・箏のための協奏曲 「響もせば…」 この曲は邦楽器における様々な「響き」を模索しようと思い作曲しました。 1楽章は撥弦楽器による連打や短いフレーズの繰り返し、つまり点によって音を積み重ねた時の効果。2楽章では管楽器による長いフレーズ(線によって)を支えとした楽章であるとともに各楽器群ごとの響きの違いを提示。そして3楽章は、同一のフレーズ(ユニゾン)と、そこから解き放たれた時にどのように響くのか?など、いろいろと仕掛けはしてみたものの、果たして実際どのように響くのでしょうか…。 (日本音楽集団第207定演奏会、プログラムより) ◎作品DATA 尺八・箏のための協奏曲 「響もせば…」 作曲:高橋久美子(2012) 委嘱:日本音楽集団 初演:2012年11月20日 日本音楽集団第207定演奏会 気鋭のソリストと共に 演奏:指揮:苫米地英一 尺八独奏:藤原道山、箏独奏:市川慎 笛:あかる潤、尺八1:原郷隆、大賀悠司、尺八2:元永拓、田野村聡 三味線:山崎千鶴子、箕田弘大、琵琶:久保田晶子、藤高理恵子 箏1:熊沢栄利子、城ヶ崎美保、箏2:桜井智永、伊藤麻衣子 十七絃:佐藤里美、久本桂子、打楽器:黒坂昇、盧慶順
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【DL版】鉄輪 〜和楽器オーケストラのための〜(五線譜)スコア+パート譜付き
¥1,760
鉄輪 ー和楽器オーケストラのためのー 能の「鉄輪」は、夫に捨てられた女が恨みを晴らすべく、夜ごと丑の刻参りを重ねると、ついには赤い衣を着て顔には丹を塗り、火を燃した鉄輪を頭に戴いた鬼となり、後妻と夫をとり殺そうとするのだが、陰陽師・安倍晴明の祈祷により呼び出された神々に阻まれて「まずこの度は帰るべし」と言い残して姿を消すというストーリだ。 能では、たとえ怨霊となったとしても、最後には成仏し消え失せるというのが常ではあるが、この鉄輪では「時節をまつべしや(また来るぞ)」というところに、女の執念の深さ、そしてだからこそ悲しみのようなものを感じざるをえない。 この世界観を和楽器オーケストラによって表現できないものか?と考えたのである。能管や尺八等の管楽器は、嫉妬に狂う女の叫びを、また箏、三味線等の糸の絡みは、それゆえの心の葛藤を、そして打楽器はそれぞれの感情を操り、時にはあしらうのである。 さて、この和楽器オーケストラによる「鉄輪」での結末や如何に? 注)能管の一部に一噌流ノットを引用した。 (第202回日本音楽集団定期演奏会プログラムノートより) ◎作品DATA 鉄輪 ー和楽器オーケストラのためのー 作曲:高橋久美子(2011) 編成:笛、能管、尺八2、三味線、琵琶、箏2、十七絃、打楽器2 委嘱:日本音楽集団 初演:2011年1月26日、日本音楽集団、第202回 定期演奏会ー創造の発展的継承 津田ホール 演奏:指揮:稲田康 笛:松尾慧(助演)、能管:竹井誠 尺八1:藤崎重康、阪口夕山、尺八2:元永拓、大賀悠司 三味線:守啓伊子、琵琶:藤高理恵子 箏1:桜井智永、伊藤麻衣子、箏2:佐藤里美、久本桂子 十七絃:宮越圭子、丸岡映美 打楽器:望月太喜之丞、島村聖香
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【DL版】七座星(ななますのほし)(五線譜)
¥1,430
七座星(ななますのほし) ー和ネットⅦ結成記念委嘱作品ー 七座星は北斗七星の別称であり、ご存知の通り北の空にひしゃく形にならんでいる恒星のことです。この曲は、演奏者7名(箏、尺八4、打楽器2)の従来の邦楽器の編成にはあまりない組み合わせですが、だからこそ、それぞれが輝きながらも協調し合い、さらにひとつの大きな光りを放てればと思いました。したがって個々の音色はもちろんのこと、ハーモニー、そしてリズムを楽しむ所等、ふんだんに織り込んでみました。また冒頭はユニゾン(同じメロディーを複数で奏する)で始まりますが、これは邦楽器ならでの風圧を意識して創りました。 北天に輝く星に届くよう願って…。 ◎作品DATA 七座星(ななますのほし) 作曲:高橋久美子(2010) 編成:箏、尺八4、打楽器2 演奏時間:約8分30秒 委嘱:和ネットⅦ 初演:2010年2月7日 徳島県阿南市情報文化センター・コスモホール エンジョイ邦楽「もっともっと和!」 演奏:〈箏〉藤本玲、〈尺〉山本観山、森佳久山、田中隆文、麻植武志 〈打〉伊藤美好、伊藤憲夫 、〈指〉高橋久美子
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【DL版】Rain〜二十五絃箏と尺八のための〜(五線譜)
¥990
Rain ~二十五絃箏と尺八のための~ しとしとと振りつづく雨 鋭く突き刺さるような雨 冷たくて哀しくなってしまうような雨があってもよい。 優しい雨もきっと同じように空から落ちてくるのだから。 ◉作品DATA タイトル:Rain ~二十五絃箏と尺八のための~ 作曲:高橋久美子(2015) 委嘱:山本亜美 編成:二十五絃箏、尺八 演奏時間:約11分 初演:2015年7月29日 山本亜美二十五絃箏ソロCD「つむぐ」発売コンサート/東京・永福町ソノリウム、 演奏者:山本亜美、折本慶太 CD:つむぐ(ami-sound,TSUM0001)に収録 https://crossroadsp.base.shop/items/11437013
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【DL版】焔 -en- 新娘道成寺に寄せて〜二十五絃箏、三絃、尺八による(五線譜)
¥990
◎曲について 二十五絃箏、三絃、尺八による 焔 -en- 新娘道成寺に寄せて <新娘道成寺(一名 鐘が岬)石川匂当 作曲> 花岡操聖さんより「三曲(合奏)のスタイルで現代の曲を。そしてそれを二十五絃箏で」とのお 題。以前に彼女の為に「秋風の曲」をモチーフとして二十五絃箏の独奏曲を書かせて頂いたこ とがあったが、独奏曲と合奏曲では楽器の役割が大きく違うのはもちろんのこと、更には西洋 音楽的な拍子、和声を持った合奏と三曲合奏とでは「合奏」という概念が全く違うのである。 そこで今回は最初から「融合」ということは考えずに、それぞれの世界をまず提示した上で、 どちらかの世界に寄り添うところ、相反するところなどを、歌の展開にリンクする形で織り込 んで行った。また原曲を観察するために箏、三味線、尺八の譜を全て五線譜化したのだが、初 演の皆さんの背景(箏は生田流、三味線は山田流、尺八は琴古流)を一つのスコアに納めて眺 めて見ると、それぞれの流派が何を大切に考えているのかを垣間見ることができる。この「焔- en-」では、少なくとも、その部分を生かしつつ現代版になることを目指した。 「焔-en-」のタイトルは、歌の最後の部分「~思いそめたが縁じゃえ」の「縁」を、原曲の背 景と歌の内容とをなぞらえて「焔」とした。 (高橋久美子) ◎作品DATA 二十五絃箏、三絃、尺八による 焔-en- 新娘道成寺によせて 作曲:高橋久美子(2017年) 委嘱:花岡操聖 演奏時間:約13分30秒 編成:二十五絃箏、三絃、尺八 初演:2017/3/1 第3回 花岡操聖二十五絃箏リサイタル/けやきホール 演奏:二十五絃箏:花岡操聖、三絃:樋口千清代、尺八:神 令
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【DL版】廻景~長管尺八、太棹三味線、二十絃箏のための(五線譜スコア+パート)
¥990
廻景~長管尺八、太棹三味線、二十絃箏のための 作曲:高橋久美子(2021) 委嘱:阪口夕山 編成:尺八、太棹三味線、二十絃箏 演奏時間:約13分 初演:2023年6月6日 大阪豊中市立文化芸術センター 「阪口夕山~小さな尺八コンサート其の46~渾身の全10曲 vol.8~」 演奏:尺八=阪口夕山/太棹三味線=山崎千鶴子/二十絃箏=桜井智永
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【楽譜 】夕月夜─尺八と二十絃箏のための(五線譜)A4判
¥1,100
タイトル:夕月夜─尺八と二十絃箏のための 作曲:高橋久美子 編成:尺八、二十絃箏 演奏時間:約12分 曲の説明:夕月夜とは、月のある夕暮れや、夕方だけ月のある夜のこと。夕方から暗闇へと移り変わっていく様子、心情の変化を、尺八と二十絃の絡み合う旋律によって表現する。 出版:Crossroads Publishing youyube:https://www.youtube.com/watch?v=xGuiyLTey3I&t=18s
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【楽譜】尺八と箏のための─彩雫(五線譜)A4判
¥1,100
◎作品解説 恋のうたを書いてみたいと思った。それも思い切り片想いの…。 『なかなか口に出して言えないこの気持ちは、時には静かに、そして時には激しくつのるばかり。それでも伝えることすらできず、また心の中に留めておくこともできず、ついには抑えきれなくなって、それは涙の雫となって溢れ出した。その雫さえもあなた色(彩)に染まっているというのに。』 尺八と箏の絶え間なく絡み合う様々なメロディーで、そんな揺れ動く心を表現できればと思っている。(2010年 第8回 阪口夕山 尺八リサイタル委嘱、プログラムノートより。2013年改定) 【作曲ノート】 作曲: 2010年/2013年改訂 委嘱: 2010年 第8回 阪口夕山 尺八リサイタル 演奏時間:約12分 演奏:尺八=阪口夕山、箏=中 眞希子 midi参考音源(パソコン内部音源によるもので実際の演奏とは異なります) https://youtu.be/Bs6oRK7ubEw
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【DL版】射映〜尺八6重奏のための(五線譜スコア+パート)
¥1,200
射映〜尺八6重奏のための〜 この尺八6重奏は、各パート全て異なる管(一尺四寸、一尺六寸、一尺八寸、二尺、二尺一寸、二尺三寸)による編成です。曲はいくつかのセクションに分かれていて、各セクションの目的ごとに名前をつけました。たとえば冒頭では「異なる管の同音から同孔音へ」と書きましたが、簡単に説明すれば一尺八寸管の筒音の「ロ」の音はドレミの音階でいえば「レ=D」の高さです。が、一尺六寸の「ロ」の音は「ミ=E 」の高さで「レ=D」の音を得るには「ロツレチハ」の指孔の中の「ハ」を押さえなくてはいけません。尺八を演奏される方ならごく当たり前のことで、とりたてて説明することではないのですが、この曲では、同じ音を異なる管で演奏するのが目的なのではなく、まずそれを提示してから各管の同孔音に移行した時、当然すべての管の音が違う音となるわけですが、そうすることによって「ロ」には「ロ」の、「ツ」には「ツ」のキャラクターが明確に浮き上がってくるのでは?という試みがまず一番にありました。その他のセクションでもいささかマニアック?とも思える試みをちりばめました。 さて「射映」についてですが「 同じ対象が色々な方向や角度から見ることによって、異なる姿を現す」という意味だそうです。今回の「尺八」の試みと少しリンクするところを感じタイトルとしました。 (JSPN主催 第3回定期公演「伝統尺八と革新尺八」プログラムノートより) ◉作品DATA 射映~尺八6重奏のための 作曲:高橋久美子(2022) 委嘱:日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN) 編成:尺八6重奏 初演:2022年12月8日 北とぴあ・つつじホール JSPN主催 第3回定期公演「伝統尺八と革新尺八」 演奏:尺八1(1.4寸/F♯管)坂田梁山、素川欣也、田辺恵山、長谷川将山 尺八2(1.6寸/E管)石垣征山、田辺頌山、松本宏平、中島孔山 尺八3(1.8寸/D管)小濱明人、菅原久仁義、関一郎、元永拓 尺八4(2.0寸/C管)小湊昭尚、竹井誠、田野村聡、米谷和修 尺八5(2.1寸/H管)風間禅寿、田嶋謙一、田辺洌山 尺八6(2.3寸/A管)岩田卓也、大賀悠司、大山貴善
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【DL版】パレストリーナ対位法による変容 「鶴の巣籠」(五線譜)
¥990
●作品DATA 編成:尺八二重奏 演奏時間:約12分 著:流祖 中尾都山 作曲:高橋久美子(2007) 委嘱:田辺洌山 初演:2007年11月9日 田辺洌山<尺八>東西古楽を探る「音のかけら〜音の記憶」 北とぴあ・つつじホール 初演者:田辺洌山、田辺頌山 ●解説 尺八で「鶴の巣籠」という名の同名異曲は数多い。どの曲も親鶴が子を育て別れるまでの喜びや悲しみをテーマにしていて、鶴の鳴き声や羽ばたき等を尺八の擬音的な奏法で表現豊かに描写しているのが特徴である。 ここでとりあげだ都山流「鶴の巣籠」は明治38年に流祖中尾都山によって作曲された「尺八重奏曲」である。(三段・砧地まであるが今回は二段まで使用)ならば、一つのパートを原曲から離れて、パレストリーナ様式といわれる対位法を用いて編曲したらどうなるのだろう?と思った。 パレストリーナはルネッサンス後期に宗教曲を多く残し「教会音楽の父」とよばれた音楽家である。果たして日本の古楽器「和楽器」である尺八の音色と、パレストリーナ様式の厳格な対位法との組み合わせはどのような響きとなって現代の私たちの耳に届くのであろうか?
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【DL版】月焦〜二十五絃箏と尺八のための〜(五線譜)
¥880
タイトル:月焦〜二十五絃箏と尺八のための〜 委嘱:茨木市音楽芸術協会 作曲:高橋久美子(2014) 演奏時間:約12分 初演:横山佳世子、三橋貴風 2014年11月30日 クリエイトセンター・センターホール 茨木市文化振興財団第177回公演/第17回音芸協コンサート 箏~横山佳世子 平成24年度文化庁芸術祭優秀賞受賞記念~ 編成:二十五絃箏、尺八 解説 様々な邦楽器の為に新しく創作された曲は今や数多くありますが、二十五絃箏と尺八の組み合わせの曲は、まだまだ多いとは言えません。 何故なら二十五絃箏は従来のお箏(十三絃)から、さらに表現の幅と新たな可能性を拡げるために改良され、今から23年程前に誕生した新しい楽器だからです。 一方で尺八は、構造上は従来のスタイルを保ちながらも、驚くほど複雑で味わい深い音色と表現力を持っています。 この二つの楽器がそれぞれの音色を提示し互いに影響し合い、時には交わり合いながら一つの音楽を構築していくような曲を創作したいと考えていたら、ふとそれは「恋愛」に似ているように思えてきたのです。 恋慕の情が抑えられず切ないまでに思いを寄せる様は、月をも焦がすようであることから、この曲のタイトルを「月焦(げっしょう)」としました。 さて、どんな恋物語がお二人の奏でる音楽によって繰り広げられるでしょうか。 「2014年初演プログラムノートより」作曲:高橋久美子
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【楽譜】光咲む刻 (ひかりえむとき)第4楽章 光〈-kou-〉~星とともに~ ―和楽器合奏のための― 3種(箏、十七絃/三絃/尺八)A4判 (種類の欄からお選びください。)
¥1,760
【楽譜】光咲む刻 (ひかりえむとき)第4楽章 光〈-kou-〉~星とともに~ ―和楽器合奏のための― 3種(三絃/尺八/箏・十七絃)A4判 (種類の欄からお選びください。) (この楽譜は4楽章のみです。2011年に作曲された光咲む刻3楽章に追加で作曲されたものです) ※尺八/三味線/箏・十七絃は種類の蘭よりお選びください 作曲:高橋久美子(2021年) 編成:尺2,箏2,17,三 演奏時間:6'15" 楽譜形態:スコア(五線譜)+尺八(都山形式)または、スコア(五線譜)+三味線(地歌形式) またはスコア(五線譜)+箏・十七絃(箏譜) 委 嘱:邦楽Music Aid実行委員会(麻植武志、竹村さつき、谷垣千鶴、名村茂代、星田一山,三輪勉夢)
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【楽譜】オリエンタル ノスタルジー 尺八譜(B5判)
¥550
編成:箏3・十七絃・三絃・尺八2 箏・三味線別譜=1100円(税込) 大日本家庭音楽会 オリエンタル ノスタルジー この曲は3楽章で構成されていて、楽章ごとに東洋のさまざまなスタイルの音楽を、あたかもその土地を訪れ、旅をしているかのように繋げていきました。1楽章は西洋と東洋の文化が交差して創られたとも言われるギリシャの聖歌をオマージュした独特かつ神秘的なメロディーから始まります。そして、それはやがてトルコの踊りの音楽へと変化していきます。2楽章は、さらに東へと続くシルクロードと、その先に連なる中国や韓国の民謡をイメージしました。たとえ国は違っていてもなにか物懐かしさ感じるのは、私達が同じアジアに住む民族だからでしょうか…。そして3楽章は、いよいよ日本へと到着します。冒頭は夜祭りで力強く打ち鳴らす和太鼓の音(おと)を尺八、三味線、箏、十七絃の全楽器で表現しました。また、祭りも中盤となり太鼓の音(ね)がやむと、どこからか沖縄の旋律も聞こえてきます。そして再び太鼓が打ち鳴らされ、全演奏者が心をひとつにして祭りはクライマックスを迎えます。 皆さんが楽しめて再び演奏してみたくなる曲を、そしてどこか懐かしい親しみのある曲を目指して作曲しました。どうぞお楽しみください。 (委嘱:港北三曲会) ● 作品DATA 作曲:2015年 編成:尺八2、三味線、箏3、十七絃 演奏時間:1楽章(5分20秒)2楽章(4分10秒)3楽章(5分30秒) 初演:2015年 港北三曲会創立30周年記念演奏会 委嘱・糸譜、尺八譜監修:港北三曲会
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【楽譜 】朱雀 SUZAKU─尺八、箏、十七絃の為の(五線譜)A4判
¥1,540
タイトル:朱雀 SUZAKU─尺八、箏、十七絃の為の 作曲:高橋久美子 編成:尺八、箏、十七絃 演奏時間:約10分20秒 曲の説明:「朱雀」は中国で神獣のひとつとされる神聖な鳥。個々の楽器の音色の豊かさを活かしつつアンサンブルとしての可能性を追求した作品。2007年初演、2012年改訂 出版:Crossroads Publishing CD:「Den3」に収録。
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【DL版】飛翔スコア(五線譜) 尺八2、三味線2、箏2、十七絃、打楽器(Vn.2、Va、vc、Cb. )邦楽器のみの演奏可能
¥2,200
飛翔スコア(五線譜) ◎作品DATA 作曲:2010年 演奏時間:1楽章(約5分)、2楽章(約6分30秒)、3楽章(約4分50秒) 編成:尺八2、三味線2、箏2、十七絃、打楽器、 バイオリン2、ビオラ、チェロ、コントラバス(邦楽器のみでの演奏も可能) 委嘱:島根邦楽集団 初演:2010/10/17/グラントワ大ホール (島根県益田市)島根邦楽集団結成5周年記念演奏会)
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【DL版】飛翔_尺八1,2パート譜(五線譜)
¥495
【デジタルコンテンツ】飛翔_尺八パート譜(五線譜) ◎作品DATA 作曲:2010年 演奏時間:1楽章(約5分)、2楽章(約6分30秒)、3楽章(約4分50秒) 編成:尺八2、三味線2、箏2、十七絃、打楽器、 バイオリン2、ビオラ、チェロ、コントラバス(邦楽器のみでの演奏も可能) 委嘱:島根邦楽集団 初演:2010/10/17/グラントワ大ホール (島根県益田市)島根邦楽集団結成5周年記念演奏会) ショップの評価
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【楽譜+CD】尺八・箏・三味線で奏でる 心をいやす名曲集(五線譜)菊倍
¥3,080
ポップスなどの名曲を和楽器にアレンジした曲集。 五線譜に糸譜・尺八譜付き、尺八は全曲1尺8寸管を使用。模範演奏CDとのセットで。 編曲:高橋久美子 CD演奏:三塚幸彦〈尺〉・小野美穂子〈箏〉・山本普乃〈三〉 収録曲 アメイジング・グレイス(箏二重奏) タイタニック~愛のテーマ(尺八・箏・十七絃三重奏) 明日(尺八三重奏) 千の風になって(尺八・箏二重奏) シチリアーノ(尺八三重奏) おくりびと~memory(尺八・箏二重奏) 花~すべての人の心に花を(尺八・三味線二重奏) グリーンスリーブス(尺八1,2・箏・三味線四重奏) クリスマス・メドレー(尺八・箏・十七絃三重奏) ハッピー・クリスマス(War Is Over)(尺八三重奏) 見上げてごらん夜の星を(尺八・箏・十七絃三重奏) アメイジング・グレイス(尺八二重奏) ※CDには「イエスタデイ」も収録(楽譜はナシ) 発売元:邦楽ジャーナル
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【楽譜】平調 越天楽(五線譜+邦楽譜<尺八、三味線、箏、十七絃の全て>尺八は都山、琴古、簡易琴古の3種付き)A4判
¥990
邦楽譜×五線譜による「平調 越天楽」の楽譜は、T&E(Trial & Error)Project によって作成されています。 邦楽譜は佐藤祈采氏による邦楽スコアメーカーJapoScore、五線譜は立花宏氏によるMuseScore 和楽器プラグイン(尺八・箏・三味線・篠笛)で作成されています。いずれも演奏者のそれぞれの背景やニーズに合わせ、五線譜のデーターから楽譜を自動変換させたものです。 ●「雅楽」と「越天楽」について 「雅楽」は飛鳥時代から平安時代初めにかけて中国大陸や朝鮮半島から伝わったとされていますが、平安時代には日本独自の様式に整えられ、現在もほぼ形を変えずに残っています。管弦、舞楽(ぶがく)、謡物(うたいもの)の3種に分けられ管弦は世界最古のオーケストラとも呼ばれています。「越天楽」には盤渉調(ばんしきちょう)、黄鐘調(おうしきちょう)、平調(ひょうぢょう)と呼ばれる3つの調子があって、この編曲は最もよく知られている「平調 越天楽」です。管楽器、弦楽器、打楽器の雅楽器によって演奏されますが、今回は尺八、三味線、箏、十七絃の邦楽器よる編曲です。
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【楽譜】連管 離礁<りしょう>(五線譜)A4判
¥990
タイトル:連管 離礁<りしょう> 作曲:高橋久美子(2017) 編成:尺八二管(一尺八寸、一尺六寸) 曲の説明:座礁した船が、動けなくなった状態から再び浮かび解き放たれることを離礁と言うが、現代音楽もまさに同じ状況で、もう行き着くところまできている。この作品は古典尺八の世界を解体し分析することで新たな尺八の音楽、現代音楽からの解放を目指している。 演奏時間:約13分 関連商品:Crossroads vol.3「作曲家 高橋久美子×尺八考」に収録(一尺六寸:田辺頌山、一尺八寸:田辺洌山) 出版:Crossroads Publishing
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SOLD OUT【楽譜+CD】尺八・箏・三味線で奏でる 心をいやす名曲集2(五線譜)菊倍
¥3,300
SOLD OUT
ポップスなどの名曲を和楽器にアレンジした曲集。 五線譜に糸譜・尺八譜付き、尺八は全曲1尺8寸管を使用。模範演奏CDとのセットで。 編曲:高橋久美子 CD演奏:三塚幸彦〈尺〉・小野美穂子〈箏〉・山本普乃〈三〉 収録曲 ありがとう〈箏・十七絃〉 さくら(独唱)〈尺八・箏・十七絃〉 春よ、来い〈尺八・箏・十七絃〉 明日があるさ-上を向いて歩こう メドレー 〈尺八2・三味線・箏・十七絃〉 ふるさと〈尺八・三味線・箏・十七絃〉歌いながら合奏可 アリラン〈尺八・箏・十七絃・桶胴太鼓〉 オーラ・リー〈尺八2〉 夜明けのスキャット〈尺八・箏・十七絃〉 また君に恋してる〈尺八・三味線・箏・十七絃〉 LAST CHRISTMAS〈箏2・十七絃〉 「情熱大陸」メインテーマ〈尺八・三味線・箏・十七絃・打楽器〉 瑠璃色の地球〈箏・十七絃〉 ロンドンデリーの歌〈尺八3〉 発売元:邦楽ジャーナル
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【楽譜】《オラショ考》さんじゅあん様のうた─生月島 山田集落の隠れキリシタンたちの口承によるウタ(五線譜)A4判
¥1,100
タイトル:オラショ考》さんじゅあん様のうた─生月島 山田集落の隠れキリシタンたちの口承によるウタ 作曲:高橋久美子 編成:声・三味線・尺八 演奏時間:約10分30秒 曲の説明:生月島の隠れキリシタンに伝わる「オラショ」のうち、ラテン語に起源をもたず、もともと日本語の歌詞を持つ2曲のうちの1曲を元にした作品。 出版:Crossroads Publishing youtube:https://www.youtube.com/watch?v=wChRCflwRKE