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《オラショ考》ぐるりよざー声と三味線のためのー
この曲は、今でもなお長崎県生月島で受け継がれている歌オラショ「ぐるりよざ」(16世紀頃スペインで歌われていた讃歌<O gloriosa Domina>が原曲とされている) を、もとに構成している。オラショとはラテン語のoratio(祈り)が訛ったものである。
16世紀後半にヨーロッパから日本に伝来したカトリック教は、その後、多くのキリシタン信徒を得たが、江戸時代に入って禁教令が敷かれやむなく棄教した者もいた。しかし一方では仏教を信仰していると見せかけ、隠れキリシタンとなって潜伏している者もいた。厳しい弾圧が続いた後、明治6年に禁教令が解かれたが、それにも拘わらず、江戸時代の秘教形態を固守し、カトリックに復帰することもなかった為、日本的で独特な土俗信仰となっていった。
この曲では、400年以上も前に外国の宣教師から教わったoratioが、長い年月をかけて、どのようにオラショに変化していったか(ラテン語、日本語の母音の引力?の違いによるものなのか、はたまた民謡等の影響もあるのか、、、。等)を実際に原曲と今現在歌われているオラショの節と言語を行き来しながら、またその枠から大きく飛躍させながら、比較、推測し作曲を試みました。
◎作品DATA
《オラショ考》ぐるりよざ~声と三味線のための~
作曲:高橋久美子 (2011)
編成:声・三味線
初演:2011/11/27/音のカタログVol.2/作曲家グループ<邦楽2010>コンサート
公園通りクラシックス
演奏者:きむら みか(声)・野澤徹也(三味線)
レビュー
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